ギャンブル

ギャンブル失敗談と伝えたい事

どうも、25歳で1,230万円の借金を抱えためえのです。

私が多額の借金を背負うことになったほとんどの原因はギャンブルです。
詳しい経緯は私のプロフィールを読んでいただければ全て書いてありますが、今回はギャンブル失敗談とその経験から伝えたい事を記事にしました。

また、借金地獄に陥った原因はこちらの記事でも書いてありますので、同時に読んでいただけるとさらに話が繋がるのではないかと思います。

この記事のもくじ

ギャンブルを始めるキッカケ

私がギャンブルを始めるキッカケとなったのは、パチンコ好きの友人に「パチンコに行こう」と誘われたことでした。

私のプロフィールでも生い立ちを書いていますが、社会人になるまでは一切ギャンブルとは無縁で、大学生の時までは一度もパチンコ屋に入ったことはありませんでした。

しかし、社会人になり毎日上司に詰められまくる日々が続いていたので、ストレスが溜まっており軽い気持ちでパチンコ屋に行くこととなったのです。

パチンコ屋に行ってみたのはいいものの、何を打てば良いか全く分かりませんでした。

すると友人が、「シンプルで初心者でもやりやすいやつがある」と言い、友人についていくとそこにはジャグラーコーナーがありました。

友人と並びで座り、とりあえず1,000円を投入してみるも、全くやり方が分かりません。

友人が「GOGO!のところをずっと見ておけ。それが光ったら当たりだから。」と言い、とりあえずGOGO!ランプが光るまで適当に打つことにしました。

すると、投資額が3,000円となっていた時に、急にランプが光ったのです!

すぐに隣に座っていた友人に報告すると、「目押しで777を揃えろ!」とのこと。しかし目押しなんてできるわけもなく、友人にやってもらうことに。

すると、777が揃い初めてのジャグラーで大当たりを引くことができたのです。

友人によれば、1回大当たりを引けば約5,500円(当時)の払い戻しが得られるとのこと。しかし、連続で大当たりが来ることがあるらしいので、1回でやめてしまうよりかは連チャンを狙った方が良いとのこと。

友人のアドバイスを聞き打つのを辞めずに継続してみることにしました。
すると、なんと連チャンしまくったのです。
そしてプレイ初日にしてメダル1,700枚を出すことができ、3万円勝つことができました。

いきなり勝ってしまった私は少し驚きましたが、同時に大当たりを引けた時の喜びと、勝った喜びを大きく感じ、意外とギャンブルって楽しいかもと思うようになりました。

それ以来、仕事帰りに軽い気持ちでパチンコ屋に一人で行くようになり、だんだんとジャグラーにハマるようになっていったのです・・・

ギャンブル依存症一歩手前

ジャグラーに一人で行くようになったのは良いものの、継続的に勝つことができなくなり、だんだんと負けを重ねるようになってきていました

しかし、ジャグラーはシンプルがゆえにGOGO!ランプが光った時の映像と大当たりを引いた時の喜びの感覚が脳裏に張り付いており、負けるのが分かっていたとしても毎日打ち続けました。

仕事終わりは閉店時間ギリギリまで毎日ジャグラーを打っていましたし、土日も毎週開店時間から閉店時間まで打ち続ける生活をしていました。

そしてひどい時には、仕事中の昼休みも毎日ジャグラーを打つ日々が続いており、もう毎日ジャグラーのことしか考えられないようになっていました。

ある意味、すでにギャンブル依存に陥っていたのかもしれません・・・

そんな日々を約1年間続け、結果的にジャグラーだけで約80万円近く負けてしまいました

さすがにまずいと思い、ジャグラーを打つ頻度を減らし、仕事に集中することにしたのです。

ギャンブル依存症に陥る

仕事に全集中し、ジャグラーを打つ頻度は減りましたが毎日の仕事でストレスが溜まり、成果が出ていない時期ということもあり全く給料が上がっていなかったので、何かおもしろいことがないかと思っているところでした。

そこで出会ったのがオンラインカジノ。
後に私の借金のほとんどの原因となるヤツです。

特に他におもしろそうなこともなかったので、軽い気持ちで5万円だけ入金しバカラをやってみることにしました。

「バカラ」

バカラとは、簡単に言うと右と左のどちらに9に近い数字が出るかを当てるカードゲームです。

カジノディーラーが一定のルールに従い、先攻側(プレイヤー/PLAYERと呼ぶ)、後攻側(バンカー/BANKERと呼ぶ)の2箇所にカードを2~3枚配ります。


カードの合計数字の下一桁が「9」に近いほうが勝ちとなります。


バカラプレイヤーは先攻側、後攻側のいずれが勝利するかを予想します。
※両者引分けを予想し、タイ(TIE)と呼ばれる場所に賭ける事も可能

予想が当たれば、賭けた額の一定倍のリターンを得られます。
例:プレイヤーに1万円賭けて当たれば2万円返ってきます

すると、5万円をいきなり120万円まで増やしてしまったのです・・・

正直、今まで散々ハマっていたジャグラーなんてどうでもよくなりました。

初めてギャンブルで大勝ちという経験をし、今まで以上にインパクトが大きかったのを覚えています。

しかも、この120万円をさらに250万円まで増やすことに成功。

自分はバカラの天才だと勘違いし、完全に有頂天になっていました

250万円の元手がある時は1回あたり2万円を賭けており、バカラで1回勝てば約2万円が手に入りました。

しかも、私がやっていたのはスピードバカラというもので、1回あたりのゲームはわずか10秒ほどで終了

10秒で2万円が稼げており、仕事をするのが本当にアホらしいと思っていました。

そして、その時の心境はたった1つ。

もっといける!!バカラだけで1,000万円を目指すぞ!!

しかし、ギャンブルがそんなに甘いとは当時の私は全く知らず、結局250万円を全部溶かしてしまいます。

そこである意味ギャンブルの怖さを実感し、一時はオンラインカジノを辞めジャグラーを打つ日々に戻っていました。

しかし・・・

250万円の大勝ちを一度経験してしまっているので、パチスロのようなちまちました小銭稼ぎで満足できるはずがありません。

夏のボーナスを使い20万円を元手にバカラに復帰し、また大勝ちを経験してしまうのです・・・

ここまでくると、脳はもうバカラのことしか考えられなくなっていました

大勝ちの映像が脳裏にべったりと張り付いており、ずっと目の前に映っている。

仕事中も、休憩中も、さらには夢の中にまでバカラの映像が出てきていました・・・

仕事のストレスはバカラで勝つことで解消される。
バカラをやっていないと、何か落ち着かない。

そんな状態に陥ってしまったのです。

しかし大勝ちは一瞬だけで、途中からは負け続ける日々。
負けた分を取り返そうと必死になり続け、借金で賭け続けました。

オンラインカジノはカード入金していたので、正直、お金という感覚が全く無かったのです。

気付いたら、お金のことよりもギャンブルで勝つことを優先的に考えるようになっており、ギャンブル無しの生活なんて考えられないような状態になっていました

ここで初めて、自分がギャンブル依存症に陥っていることに気付きました

しかし、ギャンブル依存症に陥っていることに気付いたところで、もう自分の意識ではギャンブルをやめることはできなくなっていました

あの時の感覚を思い返すと、身体が勝手にギャンブルを求めにいくような感じ。ダメだ!と自分で無理に抑えようとしたら、気持ちが落ち込んだりイライラしたりしてしまうのです。

結果、自分の行動を抑制できずにオンラインカジノのページを開いてプレイをする。

プレイをしている時は、逆に気持ちが落ち着いて、精神が安定しているような感じがしていたのです・・・

正直、自分でもおかしくなっているという自覚はありました。でも、自分の身体が自分の言うことをどうしても聞いてくれない。

薬物中毒に陥る人の気持ちが分かったような気がしました・・・

ギャンブルは覚醒剤と一緒。
本気でそう思いました。

ギャンブル依存症の克服

そんなギャンブル漬けの毎日でしたが、ようやくギャンブルから離れるキッカケが訪れます。

それは、クレカ枠、キャッシング枠を全部使い果たしたことです

もう入金するお金が0になってしまい、物理的にオンラインカジノができなくなってしまいました。

そこで初めて、自分の置かれた状況を自覚することになったのです。

しかし、オンラインカジノができなくなってもなけなしのお金でジャグラーを打ってしまう。

一切勝つことができず、なけなしのお金も全部ギャンブルで失ってしまいました

そしてようやく我に返り、いかに自分の置かれた状況がヤバイかを自覚し、ギャンブルに費やした膨大なお金と時間がいかに無駄であったかを理解することができました。

同時に任意整理を決意し、自分の根本をしっかりと見直し、人生を更生していくと誓いギャンブルを一切やめることにしたのです。

「任意整理」

任意整理とは、借入先の金融機関と交渉して借金を無理なく返済できるようにする手続きです。具体的には、以下の4つが実現できます。

  • 将来利息をカットする
  • 返済期間を3~5年で完済できるようにする
  • 月々の返済額を見直す
  • 借金を正しい金利で計算し、過払い金が発生していれば減額する

以上のようなことで、月々の返済の負担を軽くしながらも、最終的には自分の力で借金を完済していきます。

以来、オンラインカジノには一切ログインをしていませんし、パチンコ屋にも一切行っていません。

しかし、たまに一瞬だけギャンブルの映像が頭によぎることがあります。

ギャンブル依存症を克服したつもりですが、無意識に頭によぎることがあるのでまだ完全には克服できていないかもしれません。

この記事を書いている時も過去のギャンブルの映像が多く蘇ってきたので、何とか自分を抑え込んでギャンブルをしないように頑張っていこうと思っています。

ギャンブル失敗談で伝えたい事

以上が私のギャンブル失敗談となりますが、この経験を通して伝えたい事があります。

まず、ギャンブルにハマってしまった理由。
大きな理由としては、リアルがおもしろいと感じていなかったことと、大勝ちを経験してしまったことの2つかと思いますが、いくつかまとめておきます。

ギャンブルにハマってしまった理由

・リアルが充実していなかった
・大勝ちを何回か経験してしまった
・そもそも、楽してお金を稼ごうとしていた
・欲深く、多少の勝ちで終わることを一切考えなかった

次に、ギャンブルで失敗した理由です。
反面教師にして欲しいので、こちらもまとめておきます。

ギャンブルで失敗した理由

・借金で賭け続けた
・大勝ちが忘れられなかった
・根拠の無い自信を持ち続けていた
・引き際を全く意識せずに負けるまで賭け続けていた
・オンラインカジノは全部カード入金でお金の感覚が無かった

そして最後に、ギャンブルの失敗で得た事があります。
ある意味、若いうちに経験しておいて良かったと思っており、この経験を今後の人生に生かしていきたいと考えています。

ギャンブルの失敗で得た事

・お金の大切さを理解できた
・楽してお金は稼げないことが分かった
・自分を根本から見直すキッカケができた
・今後の人生について真剣に考えるようになった

ギャンブルで失敗しても人生は終わらない

以上、私のギャンブル失敗談をもとに伝えたい事を書きましたがいかがでしたでしょうか?

リアルな経験を書いたのでもしかしたらドン引きしたかもしれませんが、今でも私はしっかりと生きています。

ギャンブルをやめてからは本業がうまくいくようになったり、副業を始めてみたりして、だんだんとリアルが充実するようになってきました。

今となってはもうギャンブルをやりたいとあまり思わないですが、もしあなたがギャンブル依存で悩んでいるのであれば、何かリアルが充実するような取り組みをしてみて下さい

・仕事を頑張る
・副業を始める
・美味しいものを食べに行く
・休日は外でリフレッシュをする
・家族、恋人、友達と遊びに行く

などなど、色々とあると思います。

ギャンブルで長期的に勝ち続けられる人はほんの一握りで、一時は勝つことができても普通の人はほとんどの確率で負けます。

私のように、将来的に膨大なお金と時間が無駄になる可能性があるので、もしあなたがギャンブルをやめたいと考えているのであれば早めに自分の人生を見直すことをオススメします。

今後、私のブログでも人生更生に向けて取り組んでいることは定期的に記事にしていきますので、是非楽しみにしていて下さい。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

めえの